先日、瑞牆山に登山したとき、荒々しい岩山の風景に感動しました。そのときふと思ったのが、こういう山岳風景を水槽でやってみたいなって。
自然美を楽しむっていう意味では、登山と共通的なものがある気がします。ってことで、今回は山岳レイアウトで新しい水槽を立ち上げてみようと思います。
準備したもの
一覧
今回の工程は「石組&ミスト式開始」です。使用したものは下表の通りです。なお、これ以外にも、水を入れたときにはフィルターなどが別途必要になりますが、それは追々ご紹介します。
区分 | 内容 |
---|---|
水槽 | GEX グラステリアスリム450(約幅45×奥行20×高さ22cm/約17L) |
ライト | コトブキ フラットLED 400 |
石 | カミハタ 気孔石レイアウトセット |
石 | カミハタ プチアクアの石 気孔石 |
ソイル | GEX 水草一番サンド 4kg |
水草 | キューバパールグラス |
その他 | 霧吹き、ピンセット |
水槽
45cmスリム水槽ってことで、そこまで大きくもなく、めちゃくちゃ小さくもなく。僕の狭い部屋にはちょうどよいです。省スペースなのは良いのですが、奥行きと高さが短いので、レイアウトするのにちょっとクセがあるかも…。
気孔石
山岳レイアウトの肝になる石は、気孔石を選びました。表面に模様のような穴が開いている石で、非常にかっこいいです。
カミハタ 気孔石レイアウトセットっていうのを買いました。このセットはサイズが異なる石が合計9個(大×1、中×3、小×5)入っています。ひときわデカい石が1個あるのが気になる…。
あと、小瓶に入っているのも買いました。これは小石なので、必要であればソイルが崩れないように土留めとして使います。
ソイル
ソイルは水草一番サンドを使います。僕は今までもほとんどこれを使ってます。「一番」っていうくらいだから、一番良いものだと信じています。
欠点を言うのであれば、現時点ではラインナップにノーマルタイプしかないので、粒がデカいです。パウダータイプのほうが、外観も良いし水草も植えやすそうだけど、まぁいいや。
水草育成養分を配合ということなので、追加肥料などはとりあえず入れない予定です。
キューバパールグラス
水草は、キューバパールグラスにしました。細かい葉っぱが美しい前景草です。
この水草は気泡をつけるのがイイんですよねぇ。
検討ポイント
構図
水槽の構図は、三角構図、凹構図、凸構図が代表的です。
今回はデカい石が1個あるのでそれを親石にせざるを得ないのですが、縦置きにすると水槽から飛び出ます。これだと僕が持っているLEDライトが設置できなくなるのでダメ。
このデカい石を使わないっていう選択肢もあるけど、もったいないもんねぇ。せっかくなので使いたいです。
ってことで、横置きにします。こうすると、三角構図に近い感じになりそう。気孔石って縦置きにしてツンツンした山になってるレイアウトはよく見るけど、横置きはどうなんでしょう。
ミスト式で水草育成
今回はミスト式で立ち上げます。使用する水草はキューバパールグラスで、地面を覆う絨毯みたいにします。あ、上の写真はイメージです。
霧吹き等でソイルを湿らせて水槽を密閉し、水上葉として水草を育成する方法。
注水しないので、ソイル崩れを防げるなどのメリットがある。
作業工程
石組
まず、ソイルを適当に敷きます。
親石をどう置くかで、ほとんど印象が決まっちゃいますね。それにしてもデカい。
この親石、今回正面にしてしまった壁面が、あんまり良い感じじゃないんですよね。穴が綺麗に開いてないというか。まぁ、石は当たりはずれがあるのでしょうがない。ポジティブに考えると一期一会です。
1時間ほど思考錯誤した結果、もう疲れてしまって、石組は一旦終了。(このあとちょっと変えてます)左側のエリアには、ソイルを多めに盛って高低差を出してます。山岳とは関係ないけど、イメージとしては沈没船が土に埋まってる感じ。
植栽
霧吹きで軽くソイルを濡らした後に、キューバパールグラスを植えます。
ちょっと石組を手直し。下手に全部の石を使おうとすると窮屈になっちゃうと思って、いくつか取り除きました。奥側の丘が見えていたほうが、奥行き感がでますよね。
別角度から見るとこんな感じ。
ミスト式開始
さらに霧吹きでたっぷり水をぶっかけて、水槽の上部をラップで覆います。
ミスト式は、水の量をどうするかが迷うんですよね。水溜まりができるくるくらい入れちゃうとカビや藍藻が発生する可能性が高まるみたい。とは言え、水が少ないと枯れちゃいます。
今は真夏、さらに今年は猛暑で最適な環境とは言えないので、こまめに状況を確認して必要なら水を追加しようと思います。
動画
今後の予定
石組、あんまり上手にできなかったな…。でも、これから水草が成長すれば、印象はガラッと変わるはずです。たぶん。
ちなみに、このあと1~2ヵ月くらいかけてミスト式を継続させる予定です。キューバパールグラスがある程度育ったら、いよいよ注水。
ミスト式は注水するまでに時間がかかるのがネックですね。やっぱり水槽は、注水して生体を入れるときが一番楽しいですから。まぁ、ゆったりやっていこうと思います。
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