これまで南米ウィローモスをはじめとしたモス水槽を何回かやってみたんですが、いろいろと気付いたことがあります。
ということで、今回は南米ウィローモスを中心に、モスの育て方についてまとめました。
ウィローモスと南米ウィローモスの違い

ウィローモスも南米ウィローモスは、形状に違いがあります。
普通のウィローモスは、ボサボサッと不規則に成長するのですが、南米ウィローモスは、三角形に成長します。
また、南米ウィローモスのほうが成長がやや遅いという話を聞きますが、条件が良ければモリモリ成長してくれるので、比較的育てやすい水草です。
好みによると思いますが、個人的には南米ウィローモスの方が好きかなぁ。
南米ウィローモスの活着方法
モスは、流木や石に活着させることが多いと思いますが、活着方法はいくつかあります。
- ミスト式で活着させる
- テグスやモスコットンで巻く
- 接着剤でくっつける
それぞれ好き好きがあると思いますが、僕は素材によって使い分けました。
ミスト式で活着させる

ミスト式の場合は、素材の上にモスを乗っけるだけで活着するので、一番簡単です。
ミスト式で活着するまで、だいたい1ヵ月程度は必要です。
ただ、しばらく注水できないので水槽っぽさは味わえません。
なので気長に待てる人に向いています。
僕も最初はミスト式でやってましたが、途中から我慢できなくなって注水しちゃいましたw
また、室内の気温が低いと成長が遅くなるので、冬季はミスト式には向きません。
テグスやモスコットンで巻く

流木や石に活着させるなら、テグスやモスコットンで巻き付けるのが、おそらく最も一般的です。
アクアリウムショップでも「巻きたて!」とか言って、売られてますよね。
個人的には、モスコットンよりもテグスを使うことが多いです。
理由は、テグスのほうが活着するまでずっと固定できることと、ダイソーなどの100均で手に入りやすいこと。
巻き方は結構適当wにやってますが、細かく切ったモスを薄く巻き付けたほうが上手くいきやすいです。
あまり厚くすると、活着面のモスに光が当たらずに枯れてしまいます。
接着剤でくっつける

アクアリウム用の接着剤を使って活着させることもできます。
作業自体は簡単なので、 テグスやモスコットンで巻くよりお手軽な方法だと思います。
ただ、この方法は以下のようにちょっとクセがあって、個人的にはあまり得意ではありません…。
- 多くの接着剤が水につけると白くなる
- 接着剤をつけすぎるとモスが枯れる原因になる
- 接着剤が手にくっつと取るのが大変
白くなる件については、だいたいの場合はモスが成長すると隠れるので、さほど問題にはなりません。
僕は、巨大な石とか、テグスやモスコットンで巻きにくい場所は、接着剤を使うようにしました。
南米ウィローモスの増やし方・トリミング方法

モスを増やすには、「トリミング」⇒「トリミングくずをほかの場所に活着させる」を繰り返すことになります。
ほかの水草もトリミングは必要ですが、モスはくずが飛び散りやすいですので厄介です。
飛び散ったくずは水中に沈むので、ちゃんと回収しないと意図しない場所でモスが繁殖します。
なので、モスのトリミングは、ちょっと気をつかわないといけません。
トリミングの頻度
僕の場合、トリミングの頻度は、2週間~1ヵ月毎くらい。
これ以上放置すると、モスが成長するにつれて光が当たらない場所が出てきて、そこが枯れてきます。
活着面のモスが枯れると、パカッと全部剥がれてしまうことがあるので、定期的なトリミングが必須です。
実際に僕も、これで何回か巻きなおしました。
ボリューム感を出そうと思って密集させると、活着面が枯れるリスクが増えるので、塩梅が難しいなと思います。
モスが密集した状態で長期維持するのは結構大変なので、定期的に巻きなおすことは覚悟したほうが良いかもしれません。
トリミングは外でやる
水中にくずが散らばらないためにも、水槽の外に出せる素材の場合は、外でトリミングするのがベストです。
例えば、流木に活着しているモスなら、流木を外に取り出してトリミングして水槽に戻すイメージ。
また、水位を下げてやるっていう方法もあります。
僕も大きい石に活着させたときは、水替えのときに水位をさげてやりました。
素材が取り出せない場合は、水中でやるしかないですが、くずはできるだけ回収したほうが良いです
トリミングくずはプロホースで回収
水中にモスのトリミングくずが飛び散ると、だいたい底面に沈みます。
少量であればピンセットなどで回収することも可能ですが、僕はプロホースを使ってました。
底面のお掃除にもなるので、一石二鳥です。
南米ウィローモスにCO2添加は必要?

南米ウィローモスを育てるにあたって、CO2添加は必須ではありません。
実際に、僕はCO2添加なしで南米ウィローモスの水槽を維持してたことがあります。
ただ、CO2添加したほうが成長がはやいです。また、形状や色合いもよくなります。
なので、綺麗に育てるのであれば、少量のCO2添加をしたほうが望ましいです。
ちなみに、以前、立ち上げ初期にCO2添加して、途中で止めたことがあるのですが、そのときは明らかに調子が悪くなりました。
途中でCO2添加を止めると、育ち方が変わる可能性があるので 、 ちょっと注意が必要です。

南米ウィローモスはエビとの相性抜群

南米ウィローモスと相性が良い生体は、間違いなくヤマトヌマエビ、ミナミヌマエビ、ビーシュリンプなどのエビです。
ヤマトヌマエビは、食害の可能性があるので、僕はミナミヌマエビをよく入れてます。
ミナミヌマエビもモスを食べていると思いますが、それによってレイアウトが崩れたことは経験上ありません。
それと、モス水槽は隠れる場所がたくさんできるので、ミナミヌマエビが繁殖しやすいです。
増えすぎて困るくらい増えますw
まとめ
- ウィローモスより南米ウィローモスのほうが形が綺麗
- 南米ウィローモスの活着方法はいくつかあるが、テグスやモスコットンで巻くのが一般的
- 南米ウィローモスは定期的にトリミングが必要、密集させると根元が枯れることがある
- 南米ウィローモスはCO2添加しなくても育つ
- 南米ウィローモスにはミナミヌマエビがおすすめ
南米ウィローモスは、トリミングが少々面倒くさいのが難点ですが、初心者でも育てやすいおすすめの水草です。
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